理念
家庭的な雰囲気の中で・・・
◎心身共にたくましい子を育てよう
ぽらりすこども園では、土と水と太陽とのふれ合いを大切にします。最近は、裸足になるどころか、手も汚せない子どもが増えてきました。「汚しちゃだめよ!」とか「汚いからやめて!」の一言が、子どもの経験の幅や興味を狭くしてしまいます。汚せるということは、すばらしいことで、この「こだわり」が取れると、いろいろな活動へのチャレンジ精神が生まれます。自然の教材で、体を鍛え、心豊かに育っていって欲しいと思います。
食事は生きていく基本であり子どもの健やかな心や身体の発達に欠かせないことです。園では、小さな畑で野菜を育てたり、調理したりする経験を通して食べることは、その命を頂いていることに感謝する心も育てていきたいと思います。
◎思いやりのある子を育てよう
集団生活を通して、自分だけでなく、お友達の存在も知ります。その多くのお友達も、自分と同じようにかけがえのない存在でもあります。毎日の生活を通して、楽しんだり、けんかをしながら友達との関わり方を学んでいます。「自分さえよければ‥」ということではなく、人の気持ちも考えてあげられるような、心優しい子に育っていけるように見守っていきたいと思います。
◎集中力のある子を育てよう
十分に遊びきることが出来ると、落ち着きが生まれ、満足感と安定感が生まれます。ものごとをしっかり見つめ、良く考えて集中できる子に育って欲しいと思います。
方針
こども園は、乳幼児が人格形成の最も大事な時期に大半を過ごすところです。
こども園は大きな家庭であり、同年齢・異年齢が家族のように生活をする場です。
その生活の場は、いつも子ども達にとって安全で安心できる場でなければならないと思います。
騒々しい機械音が流れていたり、壁面にカラフルな色画用紙やアニメのキャラクター物が貼られてあると子ども達は安らぐばかりか、ストレスを感じることと思います。まず、子どもの空間としての美しさは、「清潔さ」、「生活の場として自然が感じられるもの」でなければならないと考えています。
また、子ども達は、どの子も「自ら伸びようとする力」を持っています。それを引き出すためには、援助と環境を整えることが必要です。子ども達が自分で遊びを見つけ、創意工夫して遊びこめること、さらに使ったものを元に戻すこと(=お片付け)も自然に身に付くような環境設定を考えていきたいと思います。何より子ども達が主体的に遊びを見つけ、課題を解決し、同年齢、異年齢と関わり合いを学びながら、健やかに成長していくことを期待します。そして、「私は私でいい、僕だってまんざらではないんだ」と一人ひとりが自己肯定感を持てるよう教育・保育を心がけています。